30歳の若さでこの世を去った三浦春馬さん。
生前、「命というものの深さや尊さを考えていきたい」と三浦さん自ら提案したドラマがあったのをご存じでしょうか？
三浦さんが主演し、多部未華子さんや斎藤工さん、山本美月さん、浜辺美波さんといった若手人気俳優と共演した『僕のいた時間』（フジテレビ）です。
車椅子に乗って熱演したこのドラマ。
三浦さんはどんな心境だったんでしょうか？
【三浦春馬が車椅子で熱演したドラマ“僕のいた時間”】
三浦春馬さんが主演したドラマ『僕のいた時間』は、2014年1月8日から3月19日までフジテレビ系の「水曜10時」枠で放送されました。
デビュー7年目で当時23歳だった三浦さんにとっては、フジテレビの連続ドラマでの単独初主演となるこの作品。
ザックリ概要をご紹介します。
三浦春馬さん演じる澤田拓人は生きる目的を漠然としか考えていなかった大学生。
女性にはモテるが、深く心でつながることを避けています。
そんな拓人は、ある日、自分が筋萎縮性側索硬化症（ALS）に侵されていることに気付きます。
ALSは、筋肉が徐々に衰えて呼吸困難に陥り、最終的には人工呼吸器をつけないと死に至ってしまう難病。やがて拓人の身体は動かなくなり車椅子生活に。
“命のリミット”を知った拓人が残された人生を模索し、家族や恋人、自分の病気と向き合っていく姿を描いたヒューマンドラマです。
涙なくして見られない感動のストーリー。
全11話のタイトルを紹介します。
- 第1話 難病と闘い今を生きる青年の物語!! あなたは全力で生きてますか?
- 第2話 キスで結ばれた二人に忍びよる病魔―!!
- 第3話 どうして、僕が…!? お母さん、助けて!
- 第4話 好きだからこそ…。涙の決断!!
- 第5話 前を向き生きる覚悟 僕は負けない!
- 第6話 今、僕にできること 一歩、踏み出す勇気
- 第7話 動き出す二人の時間 抱きしめたい!!
- 第8話 俺のこと認めてよ、本当は叫んでたんだ! お母さん!
- 第9話 お父さん、お母さんありがとう! そして
- 第10話 最後の日記
- 最終話 命の選択
タイトルを見ただけで、感動的なシーンが目に浮かんで来ませんか？
共演者も今を代表するような人気俳優・女優さんが盛りだくさん。
拓人の恋人で大学の同級生・本郷恵を多部未華子さん、拓人の先輩・向井繁之を斎藤工さん、恵の友達・村山陽菜役を山本美月さん、拓人の同級生・水島守役を風間俊介さん、拓人の弟・澤田陸人を野村周平さん。そして、拓人が家庭教師をしている小５の教え子を子役時代の浜辺美波さんが演じています。
さらに、吹越満さん、浅田美代子さん、原田美枝子さんといったベテラン女優さんも多数出演。
脚本を担当したのは、『僕の生きる道』『僕と彼女と彼女の生きる道』『フリーター、家を買う。』など、ヒューマンドラマを数多く手掛けてきた橋部敦子さんです。
【三浦春馬が“命を題材に”と提案したドラマ！】
三浦春馬さん自身が提案して実現したこの『僕のいた時間』。
提案のきっかけは、ALSを扱ったあるドキュメンタリー番組を見たことだったそうです。
当時、三浦さんは、篠原涼子さん主演でのドラマ『ラスト・シンデレラ』（2013年4月期 フジテレビ）に出演していました。
『ラスト・シンデレラ』は、「女の本音 VS 男の本音、ちょっとエッチな大人の恋物語。」というキャッチコピーのラブコメディ―。
初回から7話連続で視聴率が上昇し、その記録は『半沢直樹』（2013年7月期 TBS）に抜かれるまでは民放の連続ドラマ史上最高記録だったという人気番組でした。
その時、三浦さんがマネジャーや編成企画の中野利幸さんに「（次にドラマ出演する時は）いまだかつて演じたことのない心情や表現をどんどん自分から出していきたい」「命を題材にしたドラマをやりたい」と提案し、それが１年の歳月をかけて実現したのが『僕のいた時間』だったんです。
これに関して三浦さん自身、こんな風に語っています。
「責任感が増えてきてますし、引き返せないという気持ちもあります。力を貸していただいた人に残念な思いをさせたくない」
「大きなテーマを扱うので、周りの意見を参考にしながら真剣に、表情やささいな気持ちの変化を丁寧に演じていきたい」
自らの提案で実現したドラマということで、強い意気込みが感じられますね。
さらに…
「今すごく成長したいと考えているので、いろんな役に挑戦したいんです」
「“自分発信”の役は映像では今回が初めて。緊張してます。全身全霊で挑まないと」
凄く前向きな姿勢です。
特に、『命』をテーマにしているということについては…
「今回演じる上で、今まで自分自身がきちんと考えてこなかった命というものの深さや尊さを考えていきたい。『生きるとは』を考える3カ月になり、大変になりそうですけど、負けないで必死に考えて、役者だけでなく人間的な感性が育てば」
「きれいごとかもしれないけど、見てくれる人たちも、このドラマを見てそういう感性を温め直してもらえれば」（コメントはいずれも毎日新聞デジタルより）
このドラマを通じてどのように三浦さんの感性が磨かれたんでしょうか。
今となっては、知る由もありませんが、真面目な三浦さんのことですからきっと深く深く考えたんでしょうね。
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そんな三浦春馬さんの『僕のいた時間』を全話、無料でみる方法をご紹介します。
ＶＯＤ（ビデオオンデマンド）という動画配信を利用する方法です。
ＵＮＥＸＴやＨｕｌｕなど、40社近くあるＶＯＤのなかでも、やはり、フジテレビ系のドラマをみるなら、FOD（フジテレビオンデマンド）でしょう。
“見放題”と謳っていても、実は一部の作品は別料金がかかるのが普通のVOD《ビデオオンデマンド）にあって、FODなら『僕のいた時間』『ラストシンデレラ』『TWO WEEKS』が本当に見放題。
FODで配信中の三浦春馬さん出演作品をご紹介します。（記事作成時点）
- 僕のいた時間
- ラストシンデレラ
- TWO WEEKS
- 東野圭吾ミステリーズ
- ガリレオ０
- オトナ高校
- 奈緒子
- 東京公園
- ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ
- コンフィデンスマンJP ロマンス編
- アイネクライネナハトムジーク
- 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
- 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド
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