阿部寛が古代ローマ人!映画“テルマエロマエ”の濃い顔!

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今年で55歳になった俳優の阿部寛さん。

10月から、13年までのヒットドラマ『結婚できない男』(カンテレ・フジテレビ系)の続編、『まだ結婚できない男』がスタートしますね。

そんな阿部さんの出演した映画の中で、最も話題になった作品と言えば『テルマエ・ロマエ』ではないでしょうか?

ユニークなストーリーとともに、古代ローマ人として阿部さんをはじめ顔が濃い日本の俳優陣が出演したことでも話題になったこの映画。

どんな映画だったんでしょうか?

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【“テルマエ・ロマエ”は同人誌だったかも?】

『テルマエ・ロマエ』は、漫画家・ヤマザキマリさんのコミックで、『コミックビーム』(エンターブレイン)に2008年2月号から2013年4月号まで連載されました。

単行本は2013年に全6巻で完結しています。
ちなみに、タイトルの『テルマエ・ロマエ』は、ラテン語で“ローマの浴場”という意味です。
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物語は、古代ローマ人の浴場設計技師のルシウス・モデストゥスが現代の日本にタイムスリップし、日本の風呂文化にショックを覚えると共に、そこで得たアイデアを自らの浴場設計に活かし古代ローマで名声を得るというキテレツさ。

初めて日本人を見たルシウスが「顔が平たい!」と驚いたり、日本の文化に大真面目なリアクションを示す姿をコミカルに描いています。

漫画『テルマエ・ロマエ』は次のように、数々の賞を受賞、ノミネートされたんですよ。

  • マンガ大賞(2010年)
  • 第14回手塚治虫文化賞短編賞
  • このマンガがすごい! 2011年版オトコ編2位
  • 全国書店員が選んだおすすめコミック(2011年)3位
  • 2013年仏アングレーム国際漫画祭ノミネート
  • 2013年米アイズナー賞 アジア部門ノミネート

2012年にはフジテレビ系列でアニメが放送されたのでご覧になった方もいるかもしれませんね。

なんでも、作者のヤマザキさんは、「もともと同人誌として出すつもりで、5,000人も買ってくれたらうれしい」と思っていたといいますから、これだけの反響に一番驚いたのはご本人かもしれませんね。

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【“テルマエ・ロマエ”阿部寛主演で2回も映画化!】

そんな漫画の大ヒットを受けて、『テルマエ・ロマエ』が実写映画化されました。

しかも2作品も。

1作目は2012年4月28日から公開された映画『テルマエ・ロマエ』、2作目は2014年4月26日(よい風呂の日)に公開された『テルマエ・ロマエⅡ』です。

第1作の映画『テルマエ・ロマエ』の興行収入は59.8憶。
第2作のテルマエ・ロマエⅡ』は44.2憶と言いますから、どちらも申し分のないヒットとなりました。

簡単にストーリーをご紹介します。(後で画像付きで紹介しますので、阿部寛さんと上戸彩さん以外の俳優さんの名前は敢えて伏せますね。)

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《映画第1作“テルマエ・ロマエ”あらすじ》

古代ローマのルシウス・モデストゥス(阿部寛さん)は、愛国心あふれる頑固な浴場設計技師。

当時のローマは革新的な建造物が次々に誕生し、昔ながらの浴場にこだわる職人気質のルシウスは失業状態。

妻とも上手くいっていません。

ある日、友人マルクスに連れられ公衆浴場に行った時、ルシウスは、浴槽の壁の排水口に足を取られて吸い込まれてしまいます。

水面から顔を出すと、そこは21世紀の日本の銭湯。
平たい顔の民族がくつろいでいます。

以後、古代ローマと現代日本の浴場を何度も往復し、その都度数々の設備や工夫を知るルシウス。

一方、漫画家を志す日本人女性 山越真実(上戸彩さん)は、たびたびに彼に接触し、大いに興味を引かれます。

ルシウスは、現代日本で見たアイデアをもとに古代ローマで新たな浴場を建造して名声を高めます。

とうとう皇帝ハドリアヌスお抱えの浴場設計技師となり、側近アントニヌスとも友人になります。

ハドリアヌスから後継者ケイオニウスのために新たな浴場建設を命じられたルシウスは、再び日本にタイムスリップ。今度は真実の実家の古い温泉宿に現れます。

真実は、漫画家への道を諦め、温泉宿の跡継ぎとな決心をしかけていました。

帰還するルシウスに巻き込まれて古代ローマにタイムスリップしてしまう真実。

ローマは、属州で起こった反乱をローマ軍が鎮圧しようとしていたが苦戦を強いられていました。

ケイオニウスを信頼できないルシウスは、ハドリアヌスの命に背き前線を訪れます。

怒ったハドリアヌスは、ルシウスに二度と眼前に現れるなと申し渡し、一緒にアントニヌスも左遷されかかります。

後にローマ皇帝となるはずのアントニヌスが左遷されると歴史が変わってしまうことに気づいた真実。

真実からそれを聞いたルシウスは、治癒効果のある温泉場を戦場に建設して、その手柄をアントニヌスに譲ることを思い立ちます。

ルシウスは、真実に続いてタイムスリップしてしまった真実の父の支援も得て湯治場を作り上げ、ローマ軍の戦勝に貢献。

アントニヌスの左遷は取り消され、ルシウスも名誉を回復。

現代日本に戻った真実は、再び漫画家への挑戦を始めますが、またしてもルシウスが現れます。

第1作はココで幕を閉じます。

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《映画第2作“テルマエ・ロマエⅡ”あらすじ》

第1作の2年後に公開された『テルマエ・ロマエⅡ』のあらすじです。

その後も、ローマ帝国と現代日本を行ったり来たりしながら、剣闘士のための癒しの風呂、血が流されない闘技場、野戦風呂などを次々と建設するルシウス。

真実も温泉紹介雑誌の記者として、シウスとあちこちの温泉で出会います。

ルシウスは、ハドリアヌス帝から、バイアエ(地名)に温泉保養地の建設を命じられ、理想の「ユートピア」を作ろうと力を尽くしています。

しかし、ハドリアヌス帝の平和路線を反対する元老院の一派が病に伏せるケイオニウスの兄・ジェイオニオスをそのニセ物に仕立て上げ、旧来の「強きローマ」を目指して暗躍していた。

ルシウスと真実は、ニセのケイオニウスを糾弾するも、真実が持っていた学術書『ローマ帝国の繁栄と滅亡』が原因で真実は魔女として捕えられてしまいます。

最強の剣闘士、アケボニウスの手助けで牢を逃げ出した真実は、ルシウスと共にバイアエに帰還。

ニセのケイオニウスが二人を追ってバイアエに攻め入ってきた時、本物のケイオニウスが駆けつけて、兄ジェイオニウスは取り押さえられます。

追ってバイアエに着いたハドリアヌス帝も、あらためて平和路線を宣言。ルシウスの功績を讃えます。

そして、ルシウスは新たにパンノニアにテルマエ建造を命じられますが、真実は書物の記述に「北方のテルマエ建造中に落盤事故でルシウスが死亡する」と書かれていると留めます。

「ローマのために働き、テルマエに携わって死ねるなら本望」と決意を固くするルシウス。

2人は涙をながしながら抱き合い、真実は現代日本へ…。

現代日本では、真実の漫画『テルマエ・ロマエ』の連載が始まり、ついには映画化も!

真美はルシウス役の役者を紹介されるが、ルシウスとは似ていません。

すると、「そいつは贋物だ」という声とともに、井戸の中から本物のルシウスが!

第2作はココで終了。何とも思わせぶりな終わり方ですね。

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【映画“テルマエ・ロマエ”の濃い顔の俳優たち】

では、映画で古代ローマ人を演じた日本を代表する“濃い顔”の俳優さんたちの画像をご紹介します。
(最後のお二人は俳優ではありませんが役のネーミングが笑えます。)

どなたもコッテリしていますよ。

◆ルシウス – 阿部寛

◆ハドリアヌス – 市村正親

◆ケイオニウスとジェイオニオス – 北村一輝

◆アントニヌス – 宍戸開

◆マルクス – 勝矢

◆アケボニウス – 曙太郎

◆コトオウシュヌス – 琴欧洲勝紀

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【映画“テルマエ・ロマエ”を見逃した方へ】

そんな大ヒット映画、『テルマエ・ロマエ』と『テルマエ・ロマエⅡ』。

公開から5年以上たっていますが、見逃した方に朗報です。フジテレビのFODプレミアムでどちらも観ることができますよ。

2週間の無料視聴期間もありますし、スマホからも観られるということで便利です。

公式サイトのリンク(↓)を貼っておきます。ご興味のある方はどうぞ。

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