2019年4月に公開された主演映画『キングダム』が56億を超える大ヒットとなった山崎賢人さん。
2020年は映画『ヲタクに恋は難しい(ヲタ恋)』と『劇場』の2本で主演が決まっています。
『ヲタ恋』では高畑充希さんとともにヲタクを演じたんですが、『劇場』で人生で初めてヒゲを生やしたといいます。
今回は山崎賢人さんの出演映画『劇場』の最新情報をお伝えします。
(*映画『ヲタクに恋は難しい(ヲタ恋)』についてはコチラ)
【山崎賢人の最新主演映画“劇場”とは?】
まず、『劇場』について、簡単にご紹介します。
『劇場』は、あのお笑いタレントで芥川賞を受賞した又吉直樹さんの長編小説で、原稿用紙300枚にも及ぶ力作です。
『新潮』2017年4月号に掲載され、同年5月に単行本が出ました。
劇作家を志す主人公の永田と、永田を支えようとする沙希の7年間の恋愛の物語。
又吉さん初の恋愛小説で、前作の芥川賞受賞作『火花』よりも前に書き始めていたんだそうですよ。
又吉さんにとって、作家としての原点と見える作品ですね。
どんなストーリかというと…。
舞台は東京。
永田は、中学からの友人と劇団“おろか”を立ち上げ、脚本と演出を担当し、すべてを演劇にささげている青年です。
しかし、その作風は前衛的で、作品が上映される度に酷評。
お客さんも全く入りません。
不器用で実生活では周囲と協調できず、劇団員とも関係がよくありません。
いつも孤独な永田。
ある日、永田は、自分と同じスニーカーを履いている若い女性を見かけます。
女優を目指して上京してきた大学生の沙希です。
思わず声をかける永田。
沙希は突然の出来事に戸惑いますが、なにやら様子がおかしい永田が放っておけず、一緒に喫茶店に。
それがきっかけで二人の恋が始まりました。
沙希は迷い、葛藤しながらも自分の夢を永田に重ね、純粋に愛情をこめて彼を応援。
一方、永田は、自分を理解し支えてくれる沙希を大切に思いながらも、ますます演劇にのめり込んでいきます…。
このような作品『劇場』について、作者の又吉さん、こんな風に語っています。
又吉直樹さんコメント
「『劇場』という小説は、恋愛というものの構造がほとんど理解できていない人間が書いた恋愛小説です。恋愛小説と呼べるものになっているかすらもわかりません。ただ、若くて未熟な二人がともに過ごしたどうしようもない時間を必死で書いているうちに、作家のわずかな能力を超えて濃密な風景が幸運にも立ち上がったと感じています。ちょっと表現まわりくどいですか?「こいつなに一丁前に作家ぶっとんねん」と思いました?でも、本心なんです。それくらい自分にとって、大事な作品です。信頼している行定勲監督、そして山崎賢人さん、松岡茉優さんをはじめ、魅力的な俳優陣によって映像になることを嬉しく思っています。普通、原作者はシンプルな言葉で感謝を綴るくらいが丁度いいと思うのですが、思わず長文になってしまい恥ずかしいです。そして、言い訳しているせいで、より長くなってしまいました。すみません。絶対観に行きます!」
何か、又吉さんらしいコメントですね。
【映画“劇場”は山崎賢人にとって“挑戦”】
そんな又吉さんの小説『劇場』が映画化され、2020年に公開されます。(配給:松竹、アニプレックス)
主人公の永田を演じるのは山崎賢人(24歳)さん。
恋人の沙希は、山崎さんと同い年の人気女優・松岡茉優さん。
そして、メガホンを取るのは行定勲監督。
行定勲監督と言えば、『世界の中心で、愛をさけぶ』(主演:大沢たかおさん・柴咲コウさん)、『ナラタージュ』(主演:松本潤さん・有村架純さん)で有名な監督さんですね。
3人のコメントをご紹介しますね。
山崎賢人さんコメント
「初めて本を読んだ時、人としてダメな部分ばかりですが、表現者としてとても共感できる弱さを見せる永田をすごく魅力的だと感じました。自分にとってとても挑戦的な作品でしたが、以前からご一緒したかった行定監督のもと、今しか出せない自分のものを全部出せているのではないかと感じています。撮影を通して、とても魅力的な原作にさらに映画としての魅力を盛り込んだ作品になるのではないかと思っています。
松岡茉優さんコメント
沙希役の松岡茉優です。同い年の山崎賢人君とは実は昔共演しているのですが、直接一緒にお芝居するのは初めてです。永田と沙希について、撮影中何度も2人で話し合いました。2人とも脚本に心底惚れており、意見が違ったことはありませんでした。とても繊細な本で、私たちの演じ方が変わってしまうと、話の到着すら変わってしまいそうで。行定勲監督が若い私たちを導いてくれました。全国の恋する、愛する、はたまた情で離れられなかったり、何かのきっかけを失っているパートナー達が救われる映画になると思います。完成を楽しみにしていてください。
行定勲監督コメント
小説『劇場』はあまりにも身に覚えがある場面ばかりで胸をかきむしるような想いで読んだ。私は又吉さんが書いた主人公がまとう空気をどうしても撮りたくなった。ザラザラとした、夜が明ける頃に感じる切なくて淋しい空気を。下北沢、渋谷、井の頭公園、そこかしこで錆つきそうな青春が吹き溜まっている。山崎賢人と松岡茉優という稀代の若く鋭い感性と共に、自戒を込めてどうしようもない男と女の在り方を映画として映し出せたらと思います。
【山崎賢人、映画“劇場”で人生初のヒゲ面】
そんな映画『劇場』ですが、不器用で演劇一筋の主人公・永田を演じるにあたって、山崎賢人さんがヒゲを生やしているんです。
その画像がコチラ。
山崎さんと言えば、いつも爽やかないイケメンの役を演じていて、ヒゲのイメージって全くないですよね。
それもそのはず、山崎さんこれまでヒゲを生やしたことがないんですって。
なんでも、『劇場』の撮影前に何度も行定監督と即興劇を重ねながら、役を作り上げっていったなかでヒゲを生やすように決まったみたいですね。
個人的には男っぽくて、ヒゲもいいな、と思うんですが皆さんはいかがでしょうか?
【山崎賢人の見逃し作品を見るには?】
山崎賢人さんは、まだわかいんですが、おもな主演作品だけでもかなりあるんですよ。
テレビドラマ
映画
- リアル鬼ごっこ3(2012年5月12日公開、ジェネオン・ユニバーサル)
- オオカミ少女と黒王子(2016年5月28日公開、ワーナー・ブラザース映画)
- 一週間フレンズ。(2017年2月18日公開、松竹)
- ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年8月4日公開、東宝 / ワーナー・ブラザース)
- 斉木楠雄のΨ難(2017年10月21日公開、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント / アスミック・エース)
- 氷菓(2017年11月3日公開、KADOKAWA)
- 羊と鋼の森(2018年6月8日公開、東宝)
- キングダム(2019年4月19日公開、東宝)
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