現在、ドラマ『TWO WEEKS』(関西テレビ・フジテレビ系)で主役を務めている三浦春馬さん。
2019年8月7日に発売の番組主題歌『Fight for your heart』(ファイト・フォー・ユアー・ハート)でCDデビューを果たしましたね。
巷では「歌唱力に驚いた!」「歌が上手すぎ!」と、もっぱらの評判ですが、実は三浦春馬さんの上手すぎる歌唱力は、世界的ミュージシャンのシンディ・ローパーと関係があるそうなんです。
【三浦春馬主演ドラマ“TWO WEEKS”の主題歌“Fight for your heart”】
三浦春馬さん主演で、2019年7月16日から毎週火曜21時から放送されている『TWO WEEKS』。
白血病を患う娘を持つ父親が、殺人の濡れ衣を着せられ、2週間後に迫った娘の骨髄移植のために逃亡劇を繰り広げるお話しです。
今、ブレイク中の芳根京子さんの初の検事役でも話題のドラマですね。
その初回放送の時に流れた三浦さんのが歌う主題歌『Fight for your heart』。
コレを聞いた人たちからは、
「三浦春馬、歌上手すぎ!」
「コレ、本当に三浦さんが歌ってるの?」
と話題になっています。
もちろん、間違いなく歌っているのは三浦春馬さん。
番組公式サイトではこんな風に紹介されています。
「主題歌『Fight for your heart』は、家族、恋人、友人といった「自分が愛するもののために闘う、そのために全てをかけて生き抜く」ということが大きなテーマになっております。
力強いピアノの旋律とストリングス、普段の芝居からは想像もできない三浦さんの魅惑的なハイトーンボイスで、作品同様アップテンポで疾走感のある楽曲に仕上がっています。
スタッフはこの作品の世界観を表現するために、EXO、SHINeeなどをプロデュースする Jeff Miyahara が作曲、三浦大知さん、安室奈美恵さんなどに詞を提供している岡嶋かな多さんが作詞という超豪華作家陣が集結しました。」
ということで、J作曲:Jeff Miyaharaさん、作詞:岡嶋かな多さんという豪華な組み合わせで作られた曲なんですね。
また、三浦春馬さん自身、こうコメントしています。
「ドラマのストーリーと主人公の心情に沿った、アップテンポで熱く、聞いていて高揚感を感じる曲になったと思います。このドラマのために生まれてきた曲なので、演じる自分の身に浸透していく感覚が印象的でした。
レコーディングの際にはプロデューサーから、ミュージカルなどでは挑戦したことがなかった歌い方、音域、フェイクを求められ、それに精一杯応えていくプロセスがとても刺激的で興奮しました。
この曲を聴いていただくことがキッカケとなり、ドラマに関心を持ち、観てくださる方がいれば嬉しいです。」
では、改めて聞いてみてくださいね。
【三浦春馬は幼いころから歌唱力を鍛えていた】
三浦春馬さんの歌が上手いのは、それなりの背景があるんです。
まず、三浦さんは4歳の頃から地元の児童劇団『アクターズスタジオつくば校』に所属していました。
『アクターズスタジオ』というのは、芸能界、音楽業界、エンターテイメント界を目指す子どもたちを育成するために、ボイスレッスン、ダンスレッスン、演技レッスン、モデルレッスンを行っているスクールです。
ですから幼いころからしっかりと発声や歌のレッスンを積んできているんですね。
10代の頃は子役をしながら、2005年まで3人組のダンス・ボーカルユニット「Brash Brats」のメインボーカルとしても活躍し、ストリートライブなんかもやっていたそうです。
そのパフォーマンス力が認められ、事務所のアミューズにスカウト。
実は、そのときエイベックスにも声を掛けられていたということで、もしかしたら俳優としてではなくミュージシャン三浦春馬としてデビューしていたかも知れないくらいなんですよ。
アミューズ事務所は、毎年年末に若手俳優だけでライブを行っているんですが、その出来栄えを見ると、やはり事務所がきちんとレッスンをさせているのだと思います。
ですから、三浦さんの歌唱力は、昨日今日には鍛え始めたわけではなく、幼いころからの積み重ねがあるわけなんですね。
【数々のミュージカルで歌ってきた三浦春馬】
三浦春馬さんと言えば、『ブラッディ・マンディ』や『ラスト・シンデレラ』などのドラマや、『進撃の巨人』や『銀魂2 掟は破るためにこそある』等の映画を思い起こす方も多いと思いますが、実は舞台やミュージカルへの出演も結構多いんです。
あれだけの広い会場で観客をひきつける歌を披露するんですから、それは生半可なトレーニングでは歯が立ちませんよね。相当鍛え上げているはずです。
以下は、三浦さんがこれまで出演した舞台です。
- 地球ゴージャスプロデュース公演
- 地球ゴージャスプロデュース公演Vol.10「星の大地に降る涙」(2009年6月 – 8月)
- 地球ゴージャスプロデュース公演Vol.12「海盗セブン」(2012年3月 – 5月)
- 劇団☆新感線「ZIPANG PUNK〜五右衛門ロック III」(2012年12月 – 2013年2月)
- 地獄のオルフェウス(2015年5月 – 6月、Bunkamuraシアターコクーン/森ノ宮ピロティホール)
- キンキーブーツ(2016年7月 – 8月、新国立劇場中劇場 / オリックス劇場)
- キンキーブーツ再演(2019年4月 – 5月、東急シアターオーブ / オリックス劇場)
- シアターコクーン・オンレパートリー2019 DISCOVER WORLD THEATRE vol.5 Bunkamura 30周年記念「罪と罰」(2019年1月 – 2月、Bunkamura シアターコクーン/森ノ宮ピロティホール)
多くの舞台で歌唱力を披露してきた三浦さんですが、特に、2016年のミュージカル『キンキーブーツ』での演技と歌唱力の評価が高く、今年の4月と5月に再演されたほどなんですよ。
【シンディ・ローパーの専属トレーナーからレッスン!】
もともと『キンキーブーツ』は、あのシンディ・ローパーさんが作詞作曲を担当したブロードウェイ・ミュージカルなんです。
イギリスのある靴工場の真面目な2代目オーナーのチャーリーをドラァグ・クイーンのローラが倒産の危機から救うお話しです。
チャーリーはこれまでのお堅い紳士用フォーマルシューズから、ドラァグ・クイーン用のブーツ製造へ移行する計画を立て、それまで中が悪かったチャーリーとローラが互いにそれほど違いがないことに気付いて行くというもの。
日本では、靴工場のオーナーを小池徹平さんと、ドラァグ・クイーンのローラを三浦春馬さんが演じています。
三浦さんは、『キンキーブーツ』出演にあたり、何とニューヨークでシンディ・ローパーさんの専属トレーナーから指導を受けたんです!
世界的なミュージシャンのシンディ・ローパーさんの専属トレーナーですから、さぞかし厳しいレッスンだったんでしょうが、そうした努力によって歌と演技に一層磨きをかけ、舞台を大成功させたんだそうです。
そして三浦さん、今では「ミュージカル界を引っ張りたい!」とまで考えるようになったんだとか。
今回のCDデビューも三浦さんのそんな思いも込められているのかもしれませんね。