生田斗真さんと言えば、ジャニーズにあってほぼ役者に専念しているユニークな存在。
今年(2019年)の舞台は、いのうえ歌舞伎の新作『偽義経冥界歌』(にせよしつねめいかいにうたう)で、主役・偽義経を演じましたね。(ちなみに、2020年2月にはTBS赤坂ACTシアター、2020年4月には博多座でまた公演されます。)
次の舞台は、何とギリシャ悲劇!
いのうえ歌舞伎から一転してギリシャ悲劇に挑戦する生田斗真さん。
今度はどんな舞台になるのでしょうか?
また、日々役作りのために普通の人がやらないような努力をしているそうですが、どんなスゴイことをしているのでしょうか?
【生田斗真が2019年に挑戦する舞台ギリシャ悲劇“オレステイア”】
生田斗真さんがこの度挑戦するギリシャ悲劇のタイトルは『オレステイア』。
いかにもギリシャ悲劇っぽいタイトルですね。
どんなお話しかというと、…
生田斗真さんが演じるのは主人公の若者“オレステス”。。
このオレステスが父の仇である自分の母親を殺害するというコワイお話しなんです。
オレステスの父であるアガメムノンは、戦争の勝利祈願のために自分の幼い娘イピゲネイアを生贄にします。
アガメムノンの妻であるクリュタイメストラ(つまりオレステスの母)は、アガメムノンが戦争から凱旋した日の夜、娘の命を奪った夫アガメムノンを殺してしまいます。
成長しその事実を知ったオレステスが、今度は父の仇である母クリュタイメストラを殺害し、裁判にかけられ…。
娘殺し、夫殺し、母殺しが折り重なる悲劇になっています。
社会科でも習ったアイスキュロスの悲劇を原作に、その他の悲劇も盛り込んだイギリスの作家ロバート・アイクの作品だそうです。
舞台『オレステイア』に出演するにあたって、生田斗真さん、こんなコメントをしています。
オレステイアに出演させて頂くことになりました。
演出家、上村聡史さんの作品をこれまで拝見してきて、いずれご一緒出来たらと思いを募らせていました。
敬愛する小川絵梨子さんが、2018年から新国立劇場の芸術監督を務めていらっしゃる事も、今回お話をお受けした理由の一つです。
敷居が高いと思われがちな古典作品を多くの方に楽しんでいただけるよう、一生懸命努めます。
新国立劇場はとても綺麗な劇場ですので、毎日の通勤が今から楽しみです。
舞台『オレステイア』は、2019年6月6日から6月30日まで東京の新国立劇場で公演されます。
チケットの入手については、リンクを貼って起きますので公式サイトをご確認くださいね。
新国立劇場公式サイト:https://www.nntt.jac.go.jp/play/oresteia/tickets/
【生田斗真は役作りのためにしている驚異の私生活!】
ジャニーズに所属しながら、「歌手やアイドルとしてでなく役者一本でやっていける」といわれるほどの生田斗真さん。
5月22日のテレビ番組『バゲット』(日テレ系)で役作りのために、私生活でしている驚くような努力を紹介しました。
例えば、漁師役をするときは約1か月もの間、実際に漁師生活を経験したり、無感情な殺人犯の役の時は引きこもり生活をして“死んだような眼”を作ったりとか。
2017年の映画『彼らが本気で編むときは、』で、トランスジェンダーの女性役をした時は、毎日、帰宅してもスカートをはいていたんだとか。
さらに、ネイルサロンにも通ったそうです。
なんでも、「スカートをはいていると、歩き方も所作も変わってくる。いすの座り方とかも変わってくるんで、そういうのが自然と出るように…」だそうです。
さすが、プロ!
ちなみに、生田さん、2011年に主演した映画『人間失格』と『ハナミズキ』でキネマ旬報ベストテン新人男優賞とブルーリボン賞新人賞を受賞しているんです。
これはジャニーズ初だということですから、これからも楽しみですね。