米津玄師が悼むwowakaとの深い関係

歌・演奏

バンド『ヒトリエ』のボーカルとギターを担当するwowakaさんが4月5日お亡くなりになりました。

ボカロPとしても活躍されていたwowakaさんですが、公式twitterでは、訃報を悼むファンのリツートが集まっていますが、米津玄師さんもその一人。

米津さんの無言のリツイートから悲しみの深さがうかがわれます。

米津玄師さんとwowakaさんはどんな仲だったんでしょうか?
今回は、米津さんとwowakaさんの深い関係についてご紹介します。

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【米津玄師とwowakaの出会い】


(むかって右がwowakaさん、左が米津さん)

米津玄師さんとwowakaさんは、2015年に雑誌『MUSICA』3月号の対談でお互いのことについて語っています。

それによりますと、お互いに知り合ったのは『ニコ動』だそうです。

米津玄師さんとwowakaさんは、ほぼ同じ時期にVOCALOIDの曲をニコ動で発表していました。

wowakaさんが2009年の夏、“WORLD’S END UMBRELLA”とか“Qualia”を出して物すごく人気を博していた頃、他の人の曲が気になり、かなり多くの曲を聴いていたそうです。

その中で、やたらいい曲を出して、ものすごく再生回数が伸びている一人の人物に注目。
それが、米津玄師さんでした。

なんでもwowakaさん、米津さんのことを「こいつむかつくな」と羨ましく思っていたそうです。

一方の米津さんがwowakaさんを知ったのもこのころ。

wowakaさんの“裏表ラバーズ”が凄い伸び始めた同じころ、ニコ動で凄い人がいるって話題になっていたwawokaさんを知ったそうです。

その後、Twitterでのやり取りが始まり、実際に会ったのは2010年の『ボーマス(THE VOC@ALOD M@STER)』だとか。
ちなみに、『ボーマス』というのは、東京都内中心に開催されるVOCALOID専門の同人誌即売会のことです。

その後、イベントに同じサークルで出店したり、2012年ころには、ロフトプラスワンでトークイベントも一緒にやるようになりまったそうです。

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【触発し合う米津玄師とwowaka】

米津玄師さんとwowakaさんは、同じ頃に、同じニコ動で、同じように人気が出ていたんですね。
お互いに相当触発しあっていたらしいですよ。

ふたりとも、こんな風に語っています。

米津さん

wowakaさんはまったく同期なんで、かなり相互作用というか、触発されましたね

wowakaさん

お互いに意識し合ってる感じは上げる作品からも感じたし。
僕は一番最初に聴いた時からずっと、メロがとにかくいいなって思ってて。・・・
本当に凄いのがいるなって思ってましたね。・・・

米津さん

wowakaさんの曲も凄いメロディがいいなって思いましたよ。・・・
wowakaさんの曲はそれまでに聴いたことないメロディだったし、自分のキャパシティの中にまったくない音楽だったから『こんなのがあるんだ!』って感じで。
リズムの取り方とかも凄い独特で……最初に聴いた時は後頭部ガンッて殴られた感じがするくらい衝撃だった。

こうしてお互いの音楽性の高さをリスペクトし合い、相手のつくるものを解釈して自分なりに自分の音楽にフィードバックしていったとのことです。

米津玄師さんは本当にwowakaさんをリスペクトしていて、2017年8月22日、こんなツイートを上げていました。

そんな米津さんですから、今回の出来事は相当なショックでしょうね。

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【wowakaのプロフィール】

  • 別名:現実逃避P
  • 生年月日:1987年11月4日
  • 出身地:鹿児島県
  • 職業:歌手、作詞家、作曲家、編曲家
  • 担当楽器:ボーカル、ギター
  • 共同作業者:ヒトリエ

中学の頃、ロックバンドに興味を持ち始め、高校・大学とバンド活動をしていました。

wowakaさんは、大学時代には、『東大音感』という東大のインカレサークルで部長を務めていました。
東大生・学外生からなるバンドサークルで東大の中で最大規模のバンドサークルです。

このことから、東大出身、東大の大学院卒と言われています。

2008年12月頃にVOCALOIDを知り、2009年4月より初音ミクを使った音楽制作を開始。

ニコ動で人気を集め、自主制作のCDをリリースした後、2011年3月にはレーベル『BALLOOM』に参加して、初の全国流通のアルバム『アンハッピーリフレイン』をリリース。

ニコ動で発表した楽曲の代表作として、『裏表ラバーズ』、『ワールズエンド・ダンスホール』、『ローリンガール』、『アンハッピーリフレイン』などがあります。

2011年8月、『魔法少女まどか☆マギカ』のBD/DVDにエンディングテーマ曲『and I’m home』を提供しています。

このころから、ロックバンド『ヒトリエ』のボーカル・ギターの活動が中心になりますが、2017年8月、6年ぶりにVOCALOID楽曲『アンノウン・マザーグース』を発表。

しかし、残念なことに、2019年4月5日、急性心不全のため永眠されました。
享年31歳です。

SNSでは、早すぎる死を悼む声が飛び交っています。
とても残念ですね。
ご冥福をお祈りします。

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