2019年2月19、堀智恵美さんが自ら舌癌を発表しましたね。
22日に手術を受け、現在は懸命にリハビリ中だとか。
一日も早い復活を願うばかりです。
そんな堀ちえみさんですが、舌癌以外にもこれまで多くの難病と闘ってきたんです。
今回は、これまで堀さんがどんな難病と戦ってきたのかご紹介します。
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【堀ちえみ、10代の難病“拒食症”】
堀さんのデビューは、1982年。
小泉今日子さん、松本伊代さん、早見優さん、中森明菜さんなどと共に『花の82年組』と言われました。
堀さんは当時、まだ15歳。
デビュー翌年の主演ドラマ『スチュワーデス物語』が大ヒットし、押しも押されぬトップアイドルの座を勝ち取りました。
しかし、19歳の時、音楽プロデューサー・後藤次利さんとの不倫報道がきっかけで、拒食症になってしまいます。
そして、翌年1987年3月、電撃的に芸能界引退を発表しました。
拒食症はよく知られている摂食障害のひとつですね。
「拒食症とは、太ることに対して過剰に恐れることから過度の食事制限を行い、極度のレベルにまで体重減少を来すようになった状態を指します。神経性食欲不振症とも呼ばれ、摂食障害の一つに分類される病気です。拒食症は家族関係において何かしらの問題があり、コミュニケーションがうまく取れていない環境で発症することあります。もしくは、体重減少と言うことを通して自身の抱える何かしらの問題を表現していることもあります。」
堀さんの場合、やせようとしてというより、過度のストレスから食べられなくなったんでしょう。
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【堀ちえみ、30代の難病“重症急性膵炎”】
そんな堀さん、1989年、22歳の時に芸能界に復帰します。
ところが、30代になると、今度は“重症急性膵炎”という病気と闘うことになります。
「重症急性膵炎は,膵臓の急性炎症を契機に膵臓や周囲の脂肪組織に出血や壊死をおこし,その炎症が全身に波及して肺,腎臓,肝臓などの重要臓器に障害をおこしたり,膵膿瘍等の重篤な感染症を合併することから,致命率の高い疾患である。重症急性膵炎の成因は頻度順に1位がアルコール性,2位が特発性,3位が胆石性となっている。」
日本救急医学会より
膵臓だけでなく、他の大切な臓器までおかしてしまうという大変怖い病気ですね。
堀さんの場合、膵臓の他に腸にも障害が及んでいたとか。
上記の日本医学会のサイトにも書かれているとおり、『致命率の高い疾患』で、1か月以上も生死をさまよていたと言うのですから、ほんとうに辛かったでしょうね。
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【堀ちえみ、40代の難病“特発性大腿骨頭壊死症・リウマチ・神経障害性疼痛”】
40代になると、“特発性大腿骨頭壊死症”、“リウマチ”、“神経障害性疼痛”という3つの難病に襲われます。
“特発性大腿骨頭壊死症”というのは、
「軟骨で被われた大腿骨頭が関節内に深く納まっているため血管が少なく、血流障害を起すと骨の壊死が引き起こされます。この壊死した骨の部分が大きいと体重を支えきれなくなって、潰れて(陥没変形)しまい痛みが出てくるわけです。」
日本整形外科学会より
国が指定する難病の一つで、堀さんはこのとき人工関節をつけていたそうです。
“リウマチ”はよく聞く病気ですが、
「免疫の異常により関節を裏打ちしている滑膜という組織に持続的な炎症が生じる疾患で、典型的には手の指や足の指などの小さい関節に対称性に関節炎が生じますが、膝などの大きな関節が侵されることも少なくありません。薬物療法でしっかり炎症を抑えないと軟骨の破壊と骨にはびらんが生じ、最終的には充分に機能しない関節になり、外観上も尺側偏位、スワンネック変形、ボタン穴変形、高度外反母趾などの特徴的な形を呈します。また痛みのある関節を動かさなくなることで関節の動く範囲が狭くなったり、ひどい時には強直といって関節がひとかたまりの骨となって動かなくなることもあります。」
“神経障害性疼痛”というのは、
「神経が傷つくことによってその支配領域の感覚に異常が起こる病気です。「触っただけで痛い」、「砂利を踏んでいるようだ」など、通常とは異なる感覚が現れます。難治性でその原因や病態はわかっていませんが、中枢機能に解明の糸口があるのではないかと注目され始めています。」
omronより
当時、堀さんはブログでこのように書いています。
「昨年の3月頃から体調が優れず、だるさと眠気が取れない、
身体が痛い、右手の腫れなどの症状がありました。
それで4月に人間ドックを受けましたところ、血液検査により、リウマチの数値が高いということが判りました。
股関節外来でお世話になっている、総合病院へ行きまして、早い段階で治療を受けましたので、相性の良いお薬もすぐに見つかりました。それと同時に神経障害性疼痛も見つかり、両方同時に治療中です。
神経障害性疼痛は、これも身体がピリピリと痛み、かなりきつかったのですが、いいお薬を処方していただき、今は本当に身体が楽になりました。(略)」
強い薬のようで、飲むと気分が悪くなってしまうそうですが、それでも良くなって良かったですね。
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【堀ちえみ、50代の難病“舌癌”】
そして、今度は“舌癌”です。
「舌がんは男性に多く、50歳~70歳代に発症することが多いですが、50歳未満が4分の1を占め、20歳~30歳でも発症することがあります。舌がんの原因は明らかではないですが、飲酒か喫煙などの化学物質による刺激や、歯並びが悪いために歯が常に舌にあたる、合ってない入れ歯や虫歯といった機械的な刺激などが、舌がんを誘発すると考えられています。
舌がんは、自分で鏡で見ることができるので、患者さんの約3分の2は、早い時期に病変に気づき受診します。舌がんの症状として典型的なのは、舌の両脇の部分にできる硬いしこりで、痛みや出血を伴うとは限りません。」
がん治療.comより
堀ちえみさんは昨年の夏ごろから口内炎かと思っていたそうですが、余りに激痛が走るので、年明けに大学病院で診てもらった結果、『舌癌』だとわかったのこと。
(*詳しくは記事【堀ちえみの病気、口内炎と舌癌の見分け方】、【堀ちえみ、舌癌手術のリハビリ中!命さえあれば!】)
舌癌だとわかったとき、堀さんは子どもに泣かれたそうです。
“お母さんは病気ばかりの人生でかわいそう”
って。
子どもたちに“かわいそうな母親”と思われたままで死ねない、と考え、懸命に治療を続けているそうですよ。
早く元気になって、子どもさんたちに笑顔を見せてあげられるといいですね。
頑張ってくださいね。