堀ちえみさん、2019年2月19日にブログで舌癌になったことを公表したのち、3日後に手術をうけ、現在は懸命にリハビリ中です。
院内を1キロも歩けるほどまで回復したそうで、何よりですね。
堀さんが『初めは口内炎だと思っていた』と述べていたのを聞いて、報道直後、『自分もそうかもしれない』と病院への問い合わせが急増したんだとか。
確かにガンと聞くと不安になりますね。
今回は口内炎と舌癌の簡単な見分け方をご紹介します。
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【堀ちえみが舌癌と診断されるまで】
堀さんが患った舌癌は、『口腔癌(左舌扁平上皮癌)』といい、首のリンパ節にまで転移してたそうです。
2019年2月19日にそのkとを公表するまでは、どんな状態だったのでしょう。
簡単にご紹介します。
【1】初めは、舌の裏側に小さな『口内炎』ができたと思っていたそうです。
昨年の夏の頃の話と言いますから、現在から7~8ヶ月前のことでしょうか。
【2】なかなか治らないので、病院で診てもらって塗り薬などを処方してもらっていたそうです。しかし、11月になっても少しもよくならない上に痛みも増したので、かかりつけ歯医者さんに診てもらい、何度かレーザーで焼いたりしてもらっていたとのこと。
ということは、口内炎だと思っていた頃から、何度かお医者さんに診てもらっていた、
ということですよね。
お医者さんも分らなかったんですね。
そうなると不安になってきます。
【3】その後もよくならないんで、主治医とリウマチの薬について相談し、口内炎は薬の副作用かもしれないと、一時薬を飲むのを停止して様子をみたそうです。
やはりここでもお医者さんに診てもらっています。
舌癌ってお医者さんでもわからないんでしょうか?
【4】年が明けてもひどくなる一方で、舌の左側に激痛が走るほどになっていたため、『最悪は舌癌かもしれない』と1月21日に大学病院に行き、そこで初めて『悪性の舌癌の可能性が高い』と言われ検査入院。2月4日に『口腔癌(左舌扁平上皮癌)』、いわゆる舌癌だと診断されました。
う~ん、何度もお医者さんに診てもらっているのに舌癌だとは言われなかったんですね。
そうなると、私たち素人はどうしたらよいのでしょう?
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【口内炎と舌癌の違い】
舌癌ができやすいのは舌の横だそうです。
だから口内炎と間違えやすいんですが、舌癌と口内炎は大きく違うそうですよ。
柴原孝彦・東京歯科大学主任教授(口腔顎顔面外科学)によると、
『暴飲暴食などでできた口内炎なら1週間から10日ほどで治るが、舌がんの場合は治らない。
また、通常の口内炎のような痛みを感じないことも、舌がんの特徴』
だそうです。
2週間たっても口内炎が治らないなら病院で診てもらうのがよさそうです。
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【舌癌の専門医に診てもらおう!】
ただ、堀ちえみさんも何度もお医者さんには診てもらっているにもかかわらず、舌癌だとは診断されませんでした。
どうも、舌がんなどの口腔癌、咽頭癌(のど、声帯などのがん)は患者数が多くないそうなので、そういう事例を扱ったことがないところだとわからないのかもしれませんね。
やはり、専門医に診てもらうのが一番なようなのですが、あまり数が多くはありません。
そこでオススメなのが、公益社団法人日本口腔外科学会の『口腔外科相談室』というサイト。
有名な雑誌などにも紹介されているサイトです。
47都道府県の専門医を紹介してくれているので、気になる方は調べてみてはいかがでしょう。
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【堀ちえみの手術・リハビリはチーム医療】
記事【掘ちえみ、舌癌手術のリハビリ中!命さえあれば!】でご紹介したように、今回の堀さんの手術は11時間もかかりました。
これは、今回の手術が舌や転移した首のリンパ節の腫瘍の切除だけでなく、太ももの組織から舌を再建する手術をしたからですが、そうなると色々な分野の専門の先生が必要になりますね。
頭頸部癌の専門医はもちろん、舌の再建のためには高い技術を持つ形成外科医も不可欠。
術後には腫瘍内科医(抗がん剤の専門医)や放射線腫瘍医(がん放射線治療の専門医)の協力も必要なのだとか。
さらに、リハビリのために理学療法士、言語聴覚士、管理栄養士や歯科医や歯科衛生士のひとたちも重要だそうです。
となると、実際に舌癌にかかってしまったら、それだけの医療チームがそろえられる病院を選んだほうが良さそうです。
こんな本も出ていますので参考にしてみてください。
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【舌癌の要因と10のチェックポイント】
先ほどご紹介しました、公益社団法人日本口腔外科学会の『口腔外科相談室』では、口腔がんの要因にはこんなことが挙げられています。
- 喫煙
- 飲酒
- 不潔な口腔衛生状態
- 適合の悪い入れ歯
- 歯の鋭縁(葉の一部が欠けてとがっている)
- ヒトパピローマウイルス(HPV)感染
とくに、喫煙と飲酒の習慣が良くないようですね。
同サイトでは、毎月1回、自分で鏡を見ながらチェックするのを強く勧めています。
引用してご紹介しますので、特に中高年の方は実践してみませんか?
【セルフチェック表】
毎月1回、口の中をセルフチェックしましょう!
手順1:明るい光の下で、鏡を使って(入れ歯があれば外して下さい)。
*唇の内側と下あごの歯ぐきを見て、触って下さい。
*頭を後ろに傾けて、上あごの歯ぐきとその間を見て、触って下さい。
*頬の(裏側)の粘膜を見て、触って下さい。
*舌を前に出して、舌の両脇、舌と歯ぐきの間を良く見て、触って下さい。
*下あごから首にかけて触って見て下さい。手順2:良く観察し、チェックしましょう!(口腔がんの実例を写真で示します。)
*白い斑点や赤い斑点はありませんか?
*治りにくい口内炎や、出血しやすい傷はありませんか。
*盛り上がったできものや固くなった所はありませんか?
*顎の下と首の脇に腫れはありませんか?
*食べたり飲みこんだりがスムーズにできますか?