米津玄師の“Lemon”の歌詞(ひらがな付き)と裏話

【米津玄師“Lemon”の歌詞、ひらがな付き】

2018年の紅白歌合戦に初出場した米津玄師さん。
直前まで出ないと思われていただけに、ファンとしては嬉しいサプライズでしたね。

紅白で歌った曲は“Lemon”。

歌詞が読みやすいように“ひらがな”付きでご紹介します。

Lemon / 作詞・作曲 米津玄師

夢ならばどれほど良かったでしょう
(ゆめならばどれほどよかったでしょう)

未だにあなたのことを夢にみる
(いまだにあなたのことをゆめにみる)

忘れた物を取りに帰るように
(わすれたものをとりにかえるように)

古びた思い出の埃を払う
(ふるびたおもいでのほこりをはらう)

戻らない幸せがあることを
(もどらないしあわせがあることを)

最後にあなたが教えてくれた
(さいごにあなたがおしえてくれた)

言えずに隠してた昏い過去も
(いえずにかくしてたくらいかこも)

あなたがいなきゃ永遠に昏いまま
(あなたがいなきゃえいえんにくらいまま)

きっともうこれ以上傷つくことなど
(きっともうこれいじょうきずつくことなど)

ありはしないとわかってる

あの日の悲しみさえ
(あのひのかなしみさえ)

あの日の苦しみさえ
(あのひのくるしみさえ)

そのすべてを愛してた あなたとともに
(そのすべてをあいしてた あなたとともに)

胸に残りはなれない 苦いレモンの匂い
(むねにのこりはなれない にがいれもんのにおい)

雨が降りやむまでは帰れない
(あめがふりやむまではかえれない)

今でもあなたは私の光
(いまでもあなたはわたしのひかり)

暗闇であなたの背をなぞった
(くらやみであなたのせをなぞった)

その輪郭を鮮明に覚えている
(そのりんかくをせんめいにおぼえている)

受け止めきれないものと出会うたび
(うけとめきれないものとであうたび)

溢れてやまないのは 涙だけ
(あふれてやまないのは なみだだけ)

何をしていたの 何を見ていたの
(なにをしていたの なにをみていたの)

わたしの知らない横顔で
(わたしのしらないよこがおで)

どこかであなたが今 わたしと同じ様な
(どこかであなたがいま わたしとおなじような)

涙にくれ 淋しさの中にいるなら
(なみだにくれ さびしさのなかにいるなら)

わたしのことなど どうか忘れてください
(わたしのことなど どうかわすれてください)

そんなことを心から願うほどに
(そんなことをこころからねがうほどに)

今でもあなたはわたしの光
(いまでもあなたはわたしのひかり)

自分が思うより
(じぶんがおもうより)

恋をしていたあなたに
(こいをしていたあなたに)

あれから思うように 息ができない
(あれからおもうように いきができない)

あんなに側にいたのに
(あんなにそばにいたのに)

まるで嘘みたい
(まるでうそみたい)

とても忘れられない
(とてもわすれられない)

それだけが確か
(それだけがたしか)

あの日の悲しみさえ
(あのひのかなしみさえ)

あの日の苦しみさえ
(あのひのくるしみさえ)

そのすべてを愛してた あなたとともに
(そのすべてをあいしてた あなたとともに)

胸に残りはなれない 苦いレモンの匂い
(むねにのこりはなれない にがいれもんのにおい)

雨が降りやむまでは帰れない
(あめがふりやむまではかえれない)

切り分けた果実のの片方の様に
(きりわけたかじつののかたほうのように)

今でもあなたはわたしの光
(いまでもあなたはわたしのひかり)

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【米津玄師“Lemon”のチャート】

この曲は2018年3月14日にリリースされた、米津玄師さんの8枚目のシングルです。

先行配信されたときは、Billboard JAPAN Hot 100で初登場2位を記録(2018年2月26日)。
その日のオリコン週間デジタルシングルランキングは、初登場1位。
3月14日のフィジカルの発売でも、オリコン週間ランキング・Billboard JAPAN Hot 100で初登場2位。(1位はAKB48の“ジャーバージャ”)
香港・台湾でも3月19日にiTunes総合チャートで1位を獲得。

むちゃくちゃすごいですね。
間違いなく2018年を代表するヒット曲ですね。

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【“Lemon”のタイトル・歌詞の裏話】

“Lemon”は、2018年1月12日から放送された石原さとみさん主演のTBS系テレビドラマ“アンナチュラル”の主題歌として書き下ろされました。

米津さんにとっては、初のドラマ主題歌です。

ドラマのタイトル“アンナチュラル”とは“不自然死”(アンナチュラル・デス)からきているんでうよ。
不自然死の解剖率が先進国最低の日本の現状を改善すべく、国によって設立されたとされる架空の研究機関を舞台にしたドラマになっています。

このようにドラマでは『人の死』をテーマにしているため、主題歌も同じことをテーマにしています。

Billboard JAPANのインタビューで、“Lemon”のタイトルや歌詞についてこんなことをかたっています。

Q:ちなみに数ある果物の中からレモンを選んだのは?

米津玄師:それは自分でもわからないです。仮歌の段階から<胸に残り離れない苦いレモンの匂い>っていう一節があって。
歌詞を書くにあたって、一点を見つめながら、どういう言葉を綴ればいいのかを考えつつ、なんとなく手を動かしてたら出てきたんですよね。
だから自分でもわからないんですけど、どうしてもこの歌詞しかなかった。
どうしてもレモンでなければならなかった。ただ自分では理由を言語化できないし、特に言語化しようとも思わないです。

この曲、最初は「Lemon」じゃなくて「Memento」っていうタイトルだったんですよ。
でも人の死を描く曲が「Memento」って、なんかこう、やりすぎな感じ……鼻につく感じがしちゃって。
絶対違うと思いながら歌詞を書いてたんです。
そしたら、さっきも言った<胸に残り離れない苦いレモンの匂い>っていう言葉が自分の中に出てきて。
だから、ある種の瑞々しいもの……単体で見れば死とかそういうものから遠いところにあるレモンを使うことによって、「人の死」っていうものを抽象的に表現出来たらいいなとは考えましたし、実際にそれが上手くいったとも思ってます。

*Memento=形見

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また、“Lemon”の制作中に米津さんのおじさんが亡くなられたそうです。それがきっかけで米津さんの死生観がかわり、かなり悩んでとのとこです。

雑誌“CUT”2018年3月号のインタビューの中では、こんなことを言っています。

この曲を作っている最中にうちのじいちゃんが死んだんです。
それで今まで自分の中で作り上げてきた『死』に対する価値観がゼロになった。
結果、『あなたが死んで悲しいです』とずっと言ってるだけの曲になりました。

人って、ひどく強く感情が揺さぶられた時には、いろんな飾りが取り除かれて、ひどくシンプルに語るものなのかもしれませんね。

そんなことを知った上で改めて“Lemon”を聴いたら、なんかジーンとしてきちゃいました。

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